こんにちは、なすぴーです。
3児ママで20年以上看護師として活動しています。

転職活動したいと思っても、いざとなると、不安になっちゃいますね。

わかるわかる!結局入職してみないと分からないことも多いしね。でも、他の方の経験を聞くと参考になると思うわよ!
「本当に転職してよかったのかな?」
「前の職場の方が良かったかも…」
そんな不安や後悔は、転職してしばらく経ってからこそ感じやすいもの。
今回は、実際に**病棟勤務から企業看護師に転職して1年経った看護師Aさん(30代・女性)**にインタビュー!
転職前の不安、転職後に感じた変化、そして「よかったこと」と「後悔したこと」を赤裸々に語っていただきました。
■ プロフィール
- 名前:Aさん(仮名)
- 年齢:32歳
- 転職前:急性期病棟(7年間勤務)
- 転職後:大手メーカーの健康管理室で産業看護師に
転職のきっかけは「心も身体も限界だった」
Aさんは7年間、急性期病棟で働いていました。夜勤、休日出勤、人間関係…
「やりがいはあったけど、ふとした瞬間に“このままじゃ壊れる”って思ったんです。」
そのときに、たまたま転職サイトで見かけたのが「企業看護師」の求人だったそうです。
「正直、企業看護師って“医療から逃げてる”って思われそうで迷いました。でも、“私の人生は誰が責任とってくれるの?”って思ったら、決心できました。」
転職後1年経って感じる「よかったこと」
✅ 1. 規則正しい生活ができるようになった
「夜勤がなくて、残業も月に5時間あるかないか。生活の質が格段に上がりました。」
以前は寝不足・体調不良が当たり前だった生活が、いまでは朝起きて朝食を食べ、夜は趣味や勉強に時間を使えるようになったとのこと。
✅ 2. メンタルに余裕ができた
「病棟だと“命”が常にかかってるので、気が張り詰めてた。今は相談対応が多く、相手の言葉にじっくり耳を傾けられるようになりました。」
心の余裕ができたことで、人への接し方も変わったと実感しているそうです。
✅ 3. 自分を大切にできる職場環境
「上司も同僚も優しくて、“無理しなくていい”って本気で言ってくれる空気があります。」
休暇も取りやすく、有給も完全消化。“当たり前のこと”ができる職場って、こんなにありがたいんだと気づけたとのこと。
それでも…後悔したこともある
どんな転職でも「良いこと」ばかりではありません。Aさんが感じた“後悔”とは?
❌ 1. 看護技術が鈍った気がする
「注射・点滴・急変対応など、ほとんどしなくなりました。」
これは企業看護師全体に言えること。看護スキルの維持が難しい点は否めません。
❌ 2. やりがいを感じにくい時がある
「命を救う現場にいたときの“達成感”はやっぱり特別だった。」
現在は予防や相談がメインの業務。
“目に見える成果”が出にくい分、物足りなさを感じる瞬間があるそうです。
❌ 3. 周囲に理解されにくい
「“企業に転職したんだ〜楽でいいね”と言われると、複雑な気持ちになります。」
企業看護師はまだまだ認知度が低いため、“楽してる”と誤解されがちな場面もあるようです。
それでも、転職してよかったですか?
最後に、率直に聞いてみました。
「はい。いまの私は、看護師としてだけじゃなく“人間として”の生活を取り戻せた気がします。」
「もちろん後悔や迷いもあります。でも、“あのままじゃ続けられなかった”と今ならはっきり言えます。」
まとめ|「転職1年後」にしか見えない景色がある
転職は“ゴール”ではなく“新しいスタート”。
1年経って初めて見えてくるものがあり、そこでの気づきがあなたのキャリアを豊かにしてくれます。
「転職が正解か不正解か」ではなく、
**“今の自分に合った場所で生きているか”**が大切。
あなたも「その一歩」で人生が変わるかもしれません。

前の職場の同僚たちがバリバリ働いている姿や、急性期の映像を見ると、わたしももっとやれたんじゃないか、私は逃げたんじゃないかって感じることはあると思う。それでも今の精一杯の力で、目の前の仕事に取り組むことが、何よりも大切だと思うわ。いろいろな選択肢があるけれど、自分で決めることが後で後悔しないポイントかもしれない。
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