こんにちは、なすぴーです。
3児ママで20年以上看護師として活動しています。

4月から新人看護師デビューだけど、失敗したらどうしよう・・・。

そうだよね。誰だって最初は不安になるよね。

そうなんです。なすぴー先輩に怒られないか心配で・・・

そうねぇ。私も気が長い方じゃないから、同じ説明は何度もしないからねー。でも、大丈夫!5つの心得について解説するから、意識してみてね!
いよいよ新人看護師としての第一歩。
憧れていた白衣を着て病棟に立つ日。
でも、その期待の裏側に
「失敗したらどうしよう」「先輩に怒られないかな」といった不安も大きいはず。
とくに病棟では、急性期の対応や多職種との関わり、スピード感ある業務に戸惑うことも。
でも大丈夫!

先輩たちも、最初はみんな新人だったんだから!
この1ヵ月を安心して乗り越えるための「5つの心得」を、先輩看護師の視点でお伝えします。
- まずは“見る・聞く・メモ”
- 「報・連・相」は早め・こまめに。
- 1日の流れをつかもう。
- ミスをしたら、正直に話す。
- 休む勇気も大事。
この記事を読めば、最初の1ヵ月を安心して乗り越えるために何を心掛ければ良いか理解できます。

自分が何に気を付ければ良いかが明確になれば、不安にならずに前向きになれるよ!
①「全部覚えよう」としなくていい。まずは“見る・聞く・メモ”でOK
配属直後は、記録、処置…何もかもが新しいことばかり・・・
完璧に覚えようとせず、まずは 「観察すること」 に集中しましょう。
その場で完璧に覚えようとすると、逆に後で、「思い出せない!」となってしまうことになります。
はじめは、しっかり見る!
たとえば「この患者さん、今どんな治療をしている?」「先輩はなぜこの順番で動いているんだろう?」と考えながら見るだけでも、大きな学びになります。
それから、おや?と思ったことは必ず聞く! なんでこの順番なんだろう?なぜこれを準備するんだろう?など、おや?と思ったら、必ず聞いておきましょう!その場で聞くことで、記憶に定着しやすいですし、将来後輩に伝える時に自信を持って伝えることが出来ます!
それから、とにかくメモ!これが大事です。すべてその場で覚えるなんて無理!とにかく何でもメモをしておきましょう!
そして、そのメモを、その日のうちに清書するとベストです!その場を思い出しながら清書することで、新しい発見があったり、次の日の自信にもつながります!
👉 メモはポケットノートに!そして、その日のうちに清書!
②「報・連・相」は早め・こまめに。迷ったらまず聞こう
一般病棟では、患者さんの状態が急に変わることも。
だからこそ、わからない時・自信がない時は“すぐに相談”が鉄則。
先輩たちは「自分で判断してインシデントになること」の方が怖いと思っています。
むしろ、「ちゃんと相談してくれる新人さん」は信頼されます。

でも、相談したくても、なすぴー先輩、いつも忙しそうで声をかけられないんです!
先輩たちに声かけるタイミング、難しいですよね。
そんな時は、「この処置の事で質問があるので、後でお時間下さい」と一言伝えてみてください。
きっと、時間を作ってくれるはずです!
それと、質問リストのようにして、聞くことをメモしておくとベストです!
せっかく先輩が時間を作ってくれても、「あーこれ聞くの忘れちゃった!」となっては
もったいないですからね!
③ 1日の流れをつかもう。時間管理は“まず意識する”だけでOK
業務の流れを覚えるには時間がかかります。
焦らなくて大丈夫。最初は「何時に何をしていたか」を振り返るだけでOK。
📌 例えば:
- 8時:情報収集〜バイタル測定
- 9時:清拭や点滴準備
- 12時:記録や食事介助
- 13時:処置や患者対応
- 16時:申し送り
👉 1日を終えたら、振り返りメモをしておくと成長につながります!
そのうち、情報収集の時に指示をメモしておくと便利だな、とか、
清拭の時に内服確認しておくと楽だな、とか、コツをつかんできます!
このちょっとしたコツの積み重ねが、時間管理の達人につながっていきます!
④ ミスをしたら、正直に話す。そこが“信頼の始まり”
誰でも最初はミスをします。
でも、一番大切なのは「報告する勇気」です。
怖い気持ちもあるけれど、ミスを隠すことで安全が損なわれることも。
先輩たちは「失敗そのもの」よりも、「ちゃんと報告・対応できる人」を信頼します。
落ち込むより、**“リカバリーを学ぶチャンス”**だと思ってね。

インシデントを出したことがないナースなんて、いないと思った方がいい!
先輩たちみんな失敗をして、修正して成長しているんだから、大丈夫!
⑤ 休む勇気も大事。「看護師も人間だよ」ってこと忘れずに
慣れない環境・人間関係・体力的な負担…
最初の1ヵ月は、知らないうちに心も体も疲れています。
「しんどい」と感じたら、ちゃんと休もう。
泣いてもいいし、眠るだけの日があってもいい。
あなたの体調と心の余白が、患者さんへの優しさにつながります。
人の命を預かる仕事だからこそ、まずは自分の心も体も元気な状態をキープできるように、
しっかり自分を甘やかすことも大切です!
まとめ|あなたは、ちゃんと成長しています
最初は不安も緊張もいっぱいで、「向いてないかも…」って思ってしまうかもしれません。
でも、それは頑張ってる証拠。
焦らなくて大丈夫。できることを少しずつ増やしていけばいいんです。
あなたのペースで、1歩ずつ進んでいこう。
ここには、あなたを応援する先輩がちゃんといます。
✉️ 次回予告(記事のつなぎ)
次の記事では、5月に入った新人さんがぶつかりやすい「壁」と、乗り越え方をご紹介します。
▶️ 「5月の新人看護師が知っておきたい “落ち込んだ時の対処法”」へ続く。
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