こんにちは、なすぴーです。
3児ママで20年以上看護師として活動しています。

「夜勤がツライ」「病棟以外の働き方を知りたい」
そんな風に感じている看護師さんに人気なのが、“企業看護師”という選択肢です。
でも、実際のところ――
- 「企業看護師って何をするの?」
- 「年収はどうなの?」
- 「どんな人が向いてるの?」
そんな疑問にお答えすべく、この記事では企業看護師の仕事内容・年収・やりがい・転職のポイントまで詳しく解説します!
1. 企業看護師とは?病院との違い
企業看護師とは、病院やクリニックではなく「一般企業」に勤める看護師のことです。主に以下のような業種で働いています:
- 産業看護師(企業の健康管理室など)
- 治験コーディネーター(CRC)
- 医療機器メーカーの営業支援や研修担当
- 保険会社の支払い査定、電話健康相談
病棟と違い、医療行為はほとんどなく、健康管理や教育がメインなのが特徴です。
2. 企業看護師の主な仕事内容
企業によって異なりますが、一般的には以下のような業務があります。
▷ 産業看護師の場合
- 社員の健康診断の管理
- 健康相談(メンタル・生活習慣病など)
- 長時間労働者への面談フォロー
- ストレスチェックの対応
- 感染症対策、応急処置
▷ 治験コーディネーター(CRC)の場合
- 治験のスケジュール管理
- 被験者への説明・対応
- 医師や製薬会社とのやりとり
▷ 医療機器メーカーや保険会社勤務の場合
- 製品の説明、医師へのサポート
- 顧客への健康相談
- 保険金支払いの医療判断 など
3. 気になる年収は?実際の相場
企業看護師の年収は【350万〜600万円】程度が相場です。
これは病院の常勤看護師と大きく変わらないか、やや低めですが、以下のような利点があります:
- 日勤のみ・土日祝休み
- 残業ほぼなし
- 福利厚生がしっかりしている(大手企業なら特に)
特に治験関連や外資系企業では、年収700万円以上になるケースも。
4. 企業看護師のやりがい・魅力とは?
企業看護師として働く人が感じる主なやりがいは以下の通りです。
✅ 社員の健康を長期的に支えられる
急性期病棟のようなバタバタは少ない反面、社員の「未病ケア」や「メンタルヘルス支援」を通じて、人の人生をじっくり支える感覚が得られます。
✅ 働き方が安定している
夜勤なし、土日休み、家庭との両立がしやすいなど、ライフワークバランスの向上が多くの方の満足ポイント。
✅ 医療以外の視点が身につく
産業保健や法令、ビジネスマナーなど、看護師として+αの知識が身につき、キャリアの幅が広がります。
5. 企業看護師への転職に向いている人
こんな方には特におすすめです:
- 夜勤や急性期医療に疲れてしまった方
- コミュニケーションが得意な方
- 健康指導・教育に興味がある方
- 医療現場から一歩離れて新しい働き方をしたい方
6. 転職のポイント|求人はどう探す?
企業看護師の求人は非公開求人が多く、一般の転職サイトでは見つかりにくい傾向があります。
そのため、以下のような専門エージェントの活用がおすすめです。
- 看護roo!(企業看護師特集あり)
- ナースではたらこ
- MCナースネット
- メディカルコンシェルジュ など
また、「治験」「産業看護師」「コールセンター看護師」などキーワードを絞ると探しやすくなります。
まとめ|企業看護師は“病院以外”のキャリアの一歩
企業看護師は、病棟とは全く違うやりがいと働きやすさを提供してくれる職種です。
医療行為よりも「支える看護」「教育」「健康管理」に力を発揮したい方にはぴったりの道。

「今の働き方にモヤモヤしてる」「転職で失敗したくない」
そんな方こそ、企業看護師というキャリアを一度検討してみてください。
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